サービスを展開する中で3C分析は必要ですよね。(3CとはCustomer,Company,Competitor)
今回はその中のCompetitor(競合)対策について、インターネット広告メニューをご紹介します。
日本では競合のお客様と無理にとるのは善しとしない風潮にあるかもしれませんが
GoogleやTwitterなどの海外の媒体・広告メニューは割とオープンな気がします。
競合対策その1:リスティング広告
これは非常にシンプルで、競合のサービス名や社名を検索した時に自社の広告を出しちゃおうというものです。はい。やめておいた方が良いでしょう。可能かどうかでいうと可能ですし、正直言えば費用対効果も高いです。関連性が低いので場合によっては掲載NG、もしくはCPC高めとなりますが、CVRは、どの程度競合しているかにもよりますが高い傾向にあるでしょう。ただ競合に怒られますし、訴えられるかもしれません。逆に自社商品・サービスのキーワードを買われているようでしたら、直接広告主に文句言った方がいいでしょう。Yahoo、Googleなどの媒体にクレームをつけても対応してくれることは私の経験上は少ないと言えます。
競合対策その2:GSP
正式名称はGmailSponsoredPromotion。まだまだ認知度の低い広告手法かもしれませんが、強力なターゲティング手法が認められています。それは受信ドメインターゲティングセグメント。ある特定のドメインからメールを受信しているユーザーに対して広告配信ができます。例えばAmazonを利用しているユーザーは、Amazonからメールを受け取りますよね。それらの人に楽天が広告を出すわけです。どちらもネットを利用して購買する特性のあるユーザーなので親和性は非常に高いと言えるでしょう。その他、エリアセグメントやキーワードターゲティングなどの手法もあるため、どんなメールのやりとりをしているのかによって露出される広告が異なるのです。
参考:http://sem-labo.net/blog/2013/11/18/0892/
競合対策その3:SCM
正式名称はSearch Companion Marketing。こちらもまだまだ知られていないGoogleの広告です。ユーザーが検索したあとにクリックしたサイトにGoogleAdsenseの枠があれば、検索したワードに合わせて広告を表示できます。つまり「〇〇(競合名) 口コミ」で検索したユーザーが口コミサイトを訪れます。その時に自社の広告を表示できるわけです。競合の口コミページ(大抵はネガティブ)に広告が載せられるのです。口コミでなくても構いません。ブログでもニュース記事でも直前の検索ワードが指定できるので、「検索連動型広告」の一種といってもいいのではないでしょうか。※現在ベータ版、今後徐々にDisplay Select Keywordsとしてリリース予定。
競合対策その4:Twitter
Twitter広告がYahooプロモーションの管理画面で配信可能になるという話もあり、Twitter広告に更に注目が集まると思います。そのTwitter広告では、ツイートの内容やフォローしているアカウントに応じて広告を露出することができます。たとえば「艦コレ」を含むツイートをしている人にゲーム関連のプロモーションをするとか、あるいは「suumo」のアカウントをフォローしている人に不動産広告を露出させるとか。ある意味で競合ターゲティングになるのかと思います。
参考:Twitter広告
不動産広告と言えば、駅から特定のモデルハウスやモデルルームに向かう途中に、似たような看板や屋外広告がたくさん見られます。競合対策として当然ねらったものだと考えれますし、非常に効果的ではないでしょうか?駅前のポケットティッシュより不動産屋の店舗に張っている広告を眺めている人に見つからないようにさっと配りたいところですね。ネット・リアル問わず違った観点から競合対策を考えてみてもいいかもしれません。あくまで怒られない程度に!