宅地建物取引主任者になるための登録実務講習を受けてきました。2015年1月20日(火)・21日(水)と二日間にわたって、合計10時間の講習と修了試験の内容と感想を書いていきたいと思います。
宅建登録実務講習とは?
宅建試験に合格した後、二年以上の実務経験がない場合に宅建登録実務講習を受講することで、それと同等以上の能力を有すると認められ、都道府県知事に宅地建物取引主任者として登録が認められます。なのでこれから不動産会社に勤務される予定の学生や勤務二年に満たない従業員が対象となるものです。
宅建登録実務講習の概要
宅建登録実務講習はいくつかの団体によって実施されていますが、私は住宅新報社の講習を受けました。理由は明快!日程が合って近くて安かったから。料金は17,000円(他は20,000円前後が多かった。)場所は御茶ノ水駅より徒歩3分の中央大学駿河台記念館というところです。日程はとにかく早く受講したかったので1月中の平日に講習をと思っていて、調べていたら住宅新報社がでてきて、12月中旬に予約しました。調べた記事もあるので、まだの方はご参考までに。
宅地建物取引主任者になるための登録実務講習の比較(スクーリング場所、受講料)
スクーリングの内容
宅建登録実務講習は①通信学習、②スクーリング、③修了試験 があります。①は講習申込後、発送されてくるテキストと演習問題をやるだけなので割愛させていただき、②についてお話しします。2日間に分けて行われたスクーリングは座学です。ひたすら講師の話を聞きますが、ワークブックと呼ばれる演習問題をやります。問題といっても講師の方が「ここには参考資料の〇ページを見て、書き写してください。」というものなので、まったく難しくなく、誰でもできるものでした。講師の方の教え方も丁寧で分かりやすかったというのもあるかもしれません。
具体的な内容としては、Aさんが不動産を売却依頼をした場合どのような流れで業務を進めるかというケーススタディで学びました。上記のワークブックでは、本人確認、物件確認、媒介契約書、重要事項説明書、売買契約書について詳細を書くものです。
修了試験の難易度
スクーリングをしっかり受講していれば、何かしらの不備がない限り、ほぼ落ちることはないと思います。まあ合格率99%と謳っている団体もあるので、宅建登録実務講習自体あまり難易度の高いものではないという事が分かります。
○×形式30問、記述式20問でそれぞれ80%の正解で合格になります。○×形式の問題はすべて送られてきた演習問題から出題され、記述式の問題も登記事項証明書や契約書の内容を必要な個所に埋め込むだけです。
住宅新報社の修了試験では、スクーリングで利用したテキストとワークブックは持ち込可なので、講習を思い出しながら解いていくことができました。もちろんまったく同じ問題が出題されているわけではありませんが、ケーススタディの住所や名前や数値が異なるだけなので、何度もいいますが難しくはないでしょう。
合格可否は後日
「ほぼ落ちません。」なんて書いておきながら落ちたらどうしよう。。。合否判定は翌日発送となるそうなので、落ちないと思っていても正直安心できていません。なんとか、お願いします!!!
まとめ
宅地建物取引主任者は、平成27年に宅地建物取引士になります。弁護士や税理士とおなじ、士業になるわけです。講習では、取引するものの責任の重さから者ではなく士が望ましいから、といっておられました。単なる名称の変更ではなく、責任の重さについても考えさせられました。良い講習でした!
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